多血小板血漿(PRP)を用いた不妊治療

多血小板血漿(たけっしょうばん)血漿(けっしょう)(platelet-rich plasma:PRP)を使った不妊治療とは、患者さま自身の血液から抽出した高濃度の血小板を子宮内に注入する方法です。

血小板は、細胞の成長を促す物質や免疫にかかわる物質を含むため、PRP療法により子宮内膜が活性化され、十分に厚くなることが期待できます。

そのことにより、受精卵が着床しやすくなると考えられています。

対象

体外受精(IVF-ET)、顕微授精(ICSI-ET)、凍結融解胚移植(FET)の治療において、複数回の治療不成功者が主な対象者となります (当院で胚移植を行わないで当治療のみも可能です)。

方法

治療は、1周期、原則2回の投与です。

患者さまの前腕から静脈血を20ml採取し、専用の機械(遠心分離機)で血漿部分を抽出します。

調整したPRP(約1ml)を患者さまの子宮内に注入します。

採取したPRPが固まるなど分離後の性状が注入に不適切と判断された場合は、投与を中止することがあります。

また、複数回採血させていただく場合があります。

投与スケジュール

月経周期の10日目前後(8〜11日目)に1回目、12日目前後(11〜14日目)に2回目の投与を行います。

1回目投与から約48時間後に、2回目の投与を行います (2回目投与は患者さまの希望で省略することができます)。

月経周期の14日目頃に、子宮内膜の厚さを経腟エコーで測定します。

その後、胚移植の予定になります。

料金

保険適用外の治療です。詳細はスタッフへお問い合わせください。